ショート×インナーカラー
今回のオーダー
さてお客様のご要望は1か月限定で夏休み限定でインナーカラーを楽しみたい!!
・・・との事。なんでもカラーを楽しんだ後には事情により黒染めしなくてはいけないそう。
なので少し髪の毛も遊び心のあるカラーリングがしたい!!
ベースのカラーは他店でやってきてくれていたので今回の僕のミッションは
【カット & ポイントWカラー】耳回りにいれるインナーカラーがご希望です。
さて、ここで美容師として想像しなくてはいけないのが
まずはカットのデザインとインナーカラーの魅せ方。お客様の現在のベースのカラーリングは
13トーンといった所、一般的にみて十分明るい髪色です。
インナーカラーを魅せる(カット編)
まずインナーカラーを入れる際に考えるのが、髪のヘアデザインはどのようになっていて髪の毛はどう落ちているのか??です。
例えばワンレングスのような髪型の人に対して、内側にインナーカラーをいれると自然と髪の毛をおろしている時は、そのカラーリングはあまり表に出てくることはありません。理由としてはヘアデザイン自体が表面の髪の毛が長く、下の髪の毛に被さるようなヘアデザインだから!!です。
結んだときや正面から見た時のチラ見せ狙いであれば全然問題ないですが、ぱっと見目立たせたい時なんかは注意が必要です。
今回はショートボブ、希望デザインは少し軽さを感じる軽めのショートボブです。
早速カットから・・・


POINTは耳回りの軽さです。程よく段が入っていて毛先が動くようにカットしているので
ここにインナーカラーをいれるといい感じになるだろうな??と考えカットしました。
インナーカラーを魅せる(カラー編)
そして今度はカラーの仕込み。
気を付けなくてはいけないのが・・・彼女の髪の毛は元々明るい事。
12~13トーンの髪の毛に対してインナーカラーのブリーチが周りの髪の毛となじんでしまうので
しっかり色を明るくします。こういったハイライトやインナーカラーをする際で目立たせたい場合に目安となるのは(4トーンは明度の差をつける事!)です。
よく「ハイライトしたけど、よくわからなかった」なんて場合はこのトーンの差があまりないケースなどが見受けられます。今回は目立ってOKなのでしっかり色を抜きます。


濡れている状態の写真なので実際はもっと明るいです。周りのベースの髪の毛と比較するとわかりやすいかも知れませんね。
さてここに・・・紫をいれていきます。残った僅かな黄色みを消しつつ少し青みよりの薄い紫をいれていきます。
ムラが出ないように慎重に・・・
色が入ったかどうかを観察しながら・・・・
よしここで流す!!
完成!!仕上がりは・・・


とっても綺麗な色がはいりましたね☆
黄色みをおさえる効果の高い青み寄りの紫ですので、少し色が抜けてきた時に更にいい感じになるでしょう!!